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アフィリエイター向けキャンペーンは課題の克服のために必要ですが、無計画に実施しても効果が半減してしまいます。閑散期や繁忙期にどんなキャンペーンをすれば良いのか? 年間の販売件数からスケジュールを立てる方法と、ASPの「季節特集」の活用についてお伝えします。

キャンペーンは時期によって使い分けよう

前回、「より売れる時期に、報酬アップなどのキャンペーンを!」とお伝えしましたが、販売件数アップのみを目的としたキャンペーンを続けていても、思ったほど反応がない……といった事態になりがちです。

なぜなら、報酬アップキャンペーンは既存の提携済みアフィリエイターを対象とするもので、新規に掲載してくれるアフィリエイターを増やすための施策にはなりにくいからです。

キャンペーンをより効果的にするには、適切な時期を見極め、年間を通して計画的にキャンペーンを実施する必要があります。まずはASP管理画面から月別レポートで販売件数を抜き出して、月ごとの獲得件数を確認してみましょう。

月別販売件数の例
月別販売件数の例

例えば上のグラフのような状況だったとすると、5月と12月が繁忙期で、2月と8月に販売件数の伸び悩みがあることが読み取れます。

この場合は、例えばこんな年間スケジュールが考えられます。繁忙期には「報酬アップキャンペーン」で販売件数のさらなるアップを目指し、閑散期には「バナー貼るだけキャンペーン」などで新規のアフィリエイターを増やすことを目的とした施策です。

年間の季節イベントとキャンペーンの例
年間の季節イベントとキャンペーンの例

「バナー貼るだけキャンペーン」と「初オーダーキャンペーン」の連続技がおすすめ

閑散期は件数獲得を目的にするのではなく、まずは「バナー貼るだけキャンペーン」のような、アフィリエイターにとって比較的報酬がもらいやすい、ハードルの低いキャンペーンを行い、提携数や稼働率を上げるための土台となる母数を増やすのがおすすめです。

ただ、「バナー貼るだけキャンペーン」は提携やバナー掲出の保障があるキャンペーンですが、広告主に積極的に興味があるわけではなく、継続的な紹介に結びつきにくいというデメリットもあります。

そこで、「バナー貼るだけキャンペーン」に続けて「初オーダーキャンペーン」を実施します。

「初オーダーキャンペーン」は、それまで実績がないアフィリエイターでも、1件でも成果が上がればプラスのボーナス報酬を得ることができるため、「まずは多くのアフィリエイターに興味を持ってほしい」といった時に適しています。

より多くの実績を上げるためには、件数連動のボーナスキャンペーンや、売上上位のアフィリエイターに特別な報酬を設定するなど、特定のアフィリエイターを対象としたキャンペーンが効果的です。

自己購入・自己申込を了承している場合は、特に効果的です。実質的に割引価格で商品が購入できることから、アフィリエイター自らがユーザーとなり、商品やサービスを体験して気に入ってくれたら紹介する……といったことも期待できます。

キャンペーンをより効果的にするために、ASPの広告枠を検討してみよう

ASPの広告枠には、①管理画面内広告、②ASPが配信するアフィリエイター向けニュースメール、③ASPの「季節特集」の3つがあります。

① 管理画面内広告

ASPの管理画面内に表示される広告です。プログラム検索後に表示される広告や、ポップアップで表示されるものなど、アフィリエイターに気付いてもらうための枠が多数用意されています。主に有料での露出となりますので、目的にあわせて予算内で効果を上げられる枠がないか、ASPの営業担当に相談してみましょう。

② アフィリエイター向けニュースメールの広告

主なASPが週1回、全アフィリエイターに送信しているニュースメールに掲載する広告枠です。ヘッダーやフッターに掲載できる広告枠が有料で用意されています。

自社と提携しているアフィリエイターだけでなく、ASPに登録している全アフィリエイターにキャンペーンの告知ができるのが魅力です。

③ ASPの「季節特集」

個人的におすすめしたいのが、ASP各社が用意している季節のイベントにあわせた「季節特集」への掲載です。

ASP季節特集の例
ASPの季節特集の例。バリューコマースの「バレンタイン特集」
https://www.valuecommerce.ne.jp/

「季節特集」とは、複数の広告主と一緒に掲載されるASP管理画面内の広告枠のことです。ASPによって有料、無料の枠があります。

近しいカテゴリーで複数社が同時に紹介されるので、1社単独よりもアフィリエイターに自社プログラムに気付いてもらえる可能性が高くなります

年末年始やバレンタイン、入園・入学、母の日・父の日、敬老の日、クリスマスなど季節イベントにちなんだ特集だけでなく、梅雨時期にはレイングッズ特集、紫外線が気になる時期には化粧品……というように、多くの広告主を集めるジャンルで特集を組む場合もあります。

季節特集のメリットは、季節イベントが終了するまでASPの管理画面で露出されることと、登録アフィリエイターへ送信されるASPからのニュースメールに掲載されることです。

広告主単独のキャンペーンの場合、通常は開始時に一度お知らせされるのみとなりますが、季節特集の場合は掲載各社とあわせて、期間中毎週にわたって露出できるのが大きな魅力です。

広告主への露出確保と、アフィリエイターへのコンテンツ提案を目的にASPが企画しており、さまざまな特集が組まれるので、商品やサービスが特集内容に合致したら、予算と相談しつつ検討してみましょう。

◇◇◇

アフィリエイトで成功するためには、アフィリエイターに数多くのアフィリエイトプログラムの中から選んでもらい、掲載してもらわなければなりません。複数の商品をテーマ別に扱っているアフィリエイトサイトもありますが、多くは1サイトにつき売れ筋を5つほどに絞り、集中的に紹介しています。

可能ならその積極的に紹介してくれる数社に入れるよう、継続的に働きかけをしていきたいものです。

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鈴木 珠世

鈴木 珠世

コミュニケーション・マーケティング コンサルタント

2004年よりギフトメーカーのWebショップ担当を経験。「モノを売る楽しさ」「アフィリエイトの楽しさに目覚め、2008年よりファンコミュニケーションズ、そしてリンクシェア・ジャパンにて、ネットショップ運営者やアフィリエイトサイト運営者に向けた教育・啓蒙活動に従事。その後、売れるネット広告社にて新規媒体営業と通販事業者向けのコンサルティングを行う。

日本アフィリエイト協議会による、アフィリエイト業界関係者が選ぶ「アフィリエイト業界MostValuable Player(MVP)」2012、2013、2014の3年連続の受賞など、受賞歴も多い。共著にて「成功するネットショップ 集客と運営の教科書」を出版。

現在フリーにて、ネットショップ(通販企業)向けのコンサルティングを開始。

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