ニトリ、22年連続でベースアップ、月例給1人あたり平均2.1万円増。パート・アルバイトは12年連続時給引き上げ
総合職社員の月例給を1人当たり平均2.1万円、パート・アルバイト社員は1人平均58.5円のアップを実現。

ニトリホールディングスは3月12日、総合職社員の月例給を1人当たり平均2.1万円引き上げると発表した。ベースアップは22年連続。2025年春季労使交渉において妥結した。
また、パート・アルバイト社員は12年連続で制度昇給以外の時給引き上げを決定。1人平均58.5円のアップとなる。
ニトリホールディングスは、経済環境の変動に左右されることなく、従業員のモチベーション向上と人材育成を重視し、労働条件の改善に取り組んできた。各種手当についても改定、月例給が最大で4万円上昇するなど大幅な給与水準の改定へとつながったという。優秀な人材の確保と定着を図る。
また、採用競争力の強化を目的に、新卒入社社員の初任給も引き上げる。四年制大学卒は2万円、大学院卒は1.5万円の引き上げを実施。初任給は四年制大学卒で29万円(IT枠は30万円)、大学院卒で30.5万円(IT枠は31.5万円)。
グループ会社であるホームロジスティクスにおいても、新卒初任給の引き上げを実施。各種手当の改定を含めると、四年制大学卒の入社1年目の月例給は最大33万円。
賃金改定の主な内容は以下の通り。
- 総合職社員
- 対象5048人(平均年齢31.2歳)
- 1人平均2万1114円(5.51%増、定期昇給5350円を含む)
- パート・アルバイト社員
- 対象3万1607人
- 1人平均58.5円(5.00%増)
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