松屋フーズグループも「TikTok Shop」運用支援、食品EC支援の合弁会社GastroduceJapanの「EC構造改革型」支援サービスを拡充
牛丼店「松屋」をチェーン展開する松屋フーズと食品EC特化のコンサルティング事業を展開するGastroduceJapanによる食品EC支援の合弁会社であるモールハックは5月7日、支援内容の拡充を発表した。6月にスタートするとされているショート動画アプリ「TikTok」のECサービス「TikTok Shop」の運用支援も始める。

モールハックは食品EC向けに、
- Amazonにおける食品ECのコンサルティングおよびEC運営代行
- 冷凍便倉庫と出荷代行サービス「冷凍ECロケット」
- ECコンサル運営代行サービス「ブチアゲ」
といったサービスを提供してきた。導入事業者の成功事例も出てきており、スイーツギフト+花店舗ではモール広告最適化×商品MD提案で「楽天市場」の月商が60万円から5000万円超に伸び、ジャンル上位ランクインを達成した。
「長崎ちゃんぽん」のリンガーハットは全モールで最高売上を記録。月商は「楽天市場」が1億2000万円超、「Yahoo!ショッピング」が1500万円達成、「Amazon」が100万円から2000万円超と大きな成長を遂げている。そのほか、地方飲食店のケースでも1商品で月商400万円突破などの成果があがっているという。
新たにSNS運用支援や動画制作などを提供
モールハックではさらなる食品EC事業者の売上最大化へ貢献するため、支援内容を拡充する。新たに、
- 「TikTok Shop」支援
- 食品EC特化SNS運用&CRM設計サービス
- 食品EC特化広告運用サービス
- 動画制作&ABテスト運用
- LP制作サブスク
- 内製化・教育サポート
の6つを提供していく。モール・SNS・動画・組織構造を「線と構造」で再設計し、「売り上げを生む体質」へ変える支援モデルを実践していくとしている。

「TikTok Shop」支援
商品・価格・演出・ギフト属性のテンプレート設計から提供。インフルエンサーキャスティング・ライブ配信企画などを成果報酬型で対応する。
食品EC特化SNS運用&CRM設計サービス
Instagramのフィード・リール・ストーリーズ活用を中心としたSNS運用を手がける。InstagramとMeta広告、LINEシナリオ設計の販促や、SALE・ランキング対策強化に向けたモール販促、楽天メルマガからLINE販促への移行などを支援していく。
食品EC特化広告運用サービス
導入社それぞれに最適な広告ポートフォリオを設計・運用していく。対応可能な広告施策は次の通り。
- モール純広告(楽天お買い物マラソンなど)
- モール運用型広告(RPP、ストアマッチ、Amazon SP/SB/SD)
- 外部デジタル広告(Google、Meta、X、Yahoo!など)
- 外部メディア掲載/記事広告
- 食品ジャンルに強いインフルエンサー起用による波及力の最大化
- 広告内製化支援
動画制作&ABテスト運用
SNS・モールLP・動画広告(リール、TikTok、X)用に最適化した動画制作を支援、ABテストも行いPDCA運用まで手がける。
LP制作サブスク
LP制作支援として撮影・デザイン・コピーライティングを一括提供する。モール・自社EC・SNS広告向けに、購買導線を意識したLPを設計する。サムネイルやSNS広告バナーもセットとし、「見た瞬間に買いたくなる」施策を支援する。
内製化・教育サポート
採用、教育、評価までのトータル支援を手がける。モール・SNS・動画・CS業務を1人で回せるマルチスキル型EC人材を育成するとしている。外注との役割分担が求められる高度化・複雑化するEC環境に対応する人材育成を図るという。