ECサイトのかご落ち経験者は7割超、理由は「送料や手数料などが高かった」が最多
調査会社のBarillianceが行った調査(2016年に実施)では、グローバルでのカート離脱率の世界平均は68.81%
ジャストシステムが実施した調査によると、過去1年間にECサイトで「かご落ち」した経験があるユーザーは7割を超えた。
「かご落ち」とは、ECサイトで商品をショッピングカートに入れた後、購入せずにサイトを離脱すること。
「かご落ち」したことがあると回答した割合は73.8%、「カートに入れたものは、必ず購入している」は26.2%だった。
「かご落ち」の理由は「送料や手数料などが高かった」が35.8%で最も多い。「選べる支払い方法が少なかった」と「配送日が遅かった」がどちらも16.4%で続いた。「会員登録が必須だったため」は14.9%(複数回答)。
調査会社のBarillianceが行った調査(2016年)では、カート離脱率の世界平均は68.81%。スマートフォンのカート離脱率は78.1%で全体平均より高い。
![カート離脱率は世界平均で68.81%](http://netshop.impress.co.jp/sites/all/modules/bancho/bancho_lazyload_img/assets/blank.gif)
カート離脱率は世界平均で68.81%(画像はBarillianceの調査結果を編集部がキャプチャ)
今回の調査では、ECを利用する際に使うデバイスも調査した。デバイスの内訳は「パソコン」が52.6%、「スマートフォン」は40.9%。2017年7月度の調査では「パソコン」が54.6%、「スマートフォン」は38.0%。
ECの利用経験者を対象に、「Amazonプライム会員」「Yahoo!プレミアム会員」「楽天プレミアム会員」「ヨドバシ・プレミアム会員」の中で会員登録しているサービスも聞いた。登録割合は「Amazonプライム会員」が34.5%、「Yahoo!プレミアム会員」が26.0%、「楽天プレミアム会員」が22.6%。
調査概要
- 調査名:「Eコマース&アプリコマース月次定点調査 (2018年1月度)」
- 調査方法:マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施
- 調査期間:2018年1月26日(金)~1月29日(月)
- 調査対象:15歳~69歳の男女1100人
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