森野 誠之 2020/6/9 8:00
ネッ担まとめ

コロナの影響でアパレル業界は苦戦を強いられていますが、現場にも大きな変化がありました。ECでも実店舗の販売員のみなさんに活躍してもらいましょう。

日々の観察とコミュニケーションが売上向上のポイント

身近な取り組みを通してスキル向上へ アパレル店員が今できる接客・サービス提供とは | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/7842

まとめると、

  • 実店舗の販売員がデジタル接客のための販売力を鍛えるには、ドラマや映画を見て、主人公の服装に違和感がないか、サイズは合っているか、キャラクターと合っているか、自分だったら何をどう着せるのか考えてみると良い
  • なかなか会えない顧客の顔を思い浮かべてみて、次回会った時に提案できることが思いついたらメモを取る
  • 取扱商品の特徴を3つずつ考え、それぞれのセールストークや新しいスタイリング、資料などを作成する

ここは会社により状況がさまざまと言えますが、可能な範囲で「1対1のコミュニケーション」には意識して取り組んでいただきたいです。お客様とのつながりを作ってください。一斉の配信ではない、そのお客様のためにメッセージをお届けするもの。メールやお手紙、SNSのダイレクトメッセージなどを使って、パーソナルなコミュニケーションを行うことです。手紙が届く頃に電話をする、もしくはメールを送ってから電話をすることも有効です。2段階に分けた連絡は、顧客様にも喜んでもらえるはずです。

ECサイトだけを経験した人にはここはわからないかもしれませんね。効率を追求してしまうので1対1で送るなんて手間でしかないと思うでしょうから。しかし、接客を基準にすれば当たり前のことです。みなさんも1対1のコミュニケーションを経験したことがあるのでは?

忘れてはいけないのは、やりとりした際の内容を顧客台帳に記録すること。これは、メールやSNSでのやりとりでも同様です。たとえ、自店に直接的に関係のない情報でも、お客様が興味を持っている些細なことが、次のお買い物のきっかけになります。

こう聞くとすぐに「顧客DBを作って…」と考えがちですが、まずはExcelか手書きのメモで構いません。手書きのメモをテキスト化してくれるアプリがありますから。履歴を残してそれを見返せれば良いんです。お客様はお店側から言われたことを結構覚えていますからね。

コロナの影響でアパレル業界で大きな変化がありました。それは実店舗の人がECにものすごく協力的になったことです。お店に人が来ないのてネットで……から始まっているんですが、ECの人が知らなかったアイデアがバンバン出てきて商品ページやメルマガが格段に改善されたところや、期せずしてオムニチャネル的な動きになっているところもあります。今度は、なにかとテクノロジーで解決しようとしてきたECの皆さんが現場に行く時です。

商品点数が多ければユーザーはほぼ必ず検索します

ECサイト訪問時の商品探しは「サイト内検索」が最も多い? 1000人超に聞いた「ファッション」「日用品」「家電」「書籍類」の消費行動調査 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7683

まとめると、

  • NTTレゾナントが1000人以上の消費者を対象に実施した「ファッション」「家電」「日用品・化粧品」「書籍・音楽」の4ジャンルの商品購入時における「サイト内検索」の利用状況調査
  • 各商品ジャンルとも、「まずキーワード検索する」ユーザーが大多数を占めている
  • キーワード検索をして目当ての商品が見つからなかった場合、キーワードを変えて再検索する人は「1度だけ試す」「2~3回まで試す」との回答が大半
「ファッション」「家電」「日用品・化粧品」「書籍・音楽」の4ジャンルの商品購入時における商品の探し方
「ファッション」「家電」「日用品・化粧品」「書籍・音楽」の4ジャンルの商品購入時における商品の探し方

Amazonなんていきなり検索ですよね。他のネットショップでもいきなり検索することが多くなっているのでは? ほしいものが明確に決まっていればより顕著だと思います。サイト内検索のツールはちょっと高めのものが多いですが、この結果を見れば導入を検討するべきでしょう。チャットやメールで相談せずに離脱している人を拾えるはずです。

怪しげな営業に惑わされないように

Core Web VitalsがGoogle検索のランキング要因になるアップデートに関する疑問に回答してみた | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/faq-about-core-web-vitals/

まとめると、

  • Googleは「Core Web Vitals(コア ウェブ バイタル)」をページ エクスペリエンスとしてランキング要因に組み込む予定と発表した
  • 導入は2021年以降の予定で、少なくとも半年前には事前にアナウンスされる
  • 「Core Web Vitals」はページ単位で評価される

いずれにしても、慌てる必要はありません。
すでに説明したように、Core Web Vitals の成績がよほど極端に悪くない限りはランキングに影響はないと予想します。
そもそも、Google 検索のランキング要因になるからユーザー体験を改善するというのもおかしな話です。
まずはコンテンツに磨きをかけることが最重要です。

今まできちんとやっていればそんなに慌てる必要はありませんが、Googleからなにかしらの発表があると怪しげな営業が増えてくるのがいつもの流れ。この記事をちゃんと読んで、これから出てくる情報も追いかけてしっかり対応しましょう。「わからないから」で済ませていて良いことはありません。

EC全般

ShopifyでのSEO対策の基本は、トランザクショナルとブログを活用したインフォマーシャルの両立 | eコマースコンバージョンラボ
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/65927

Shopifyを主語にしたSEOの記事が出てきました。ここまで広がってきたんですね。

ECモール「Qoo10」と出版社が組んだ「メディア+EC」――流通総額や新規客の増加などに効果あり | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7691

販売員と同じく編集者の皆さんもネットショップの強い味方です。

動画+ECで売上・集客UPを実現するには?動画コンテンツのメリットや活用方法まとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7605

テレビショッピングのカメラワークを参考にすると上手くいきます。

MakeShop、2020年4月単月の流通額が過去最高の197億円に 注文件数は前年同月比170% | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/7908

MakeShopも伸びています。まずは目の前のお客様を大切に。

ACoS129%が36%に!月5,500円から使えるAmazon広告最適化AI・Perpetuaとは | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/7891

ネット専業でない場合はこういったものも。

良品計画の「無印良品」がAmazonに続き「楽天市場」に出店、多店舗展開を推進 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/7687

急に面を取りに来た感じですね。ブランドがぶれていかなければ良いのですが……。

アフターコロナのECに必須な「在庫実行管理(IEM)」 考えかたの基本を伝授 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/7845

「在庫実行管理(IEM)」の考え方は知っておきたいです。

今週の名言

お金の投下をやめたら、すぐに効果がなくなるものは費用です(そのかわり、お金を使っているときは短期的かつ効率的な効果が得られる)。

一方の投資は、お金の投下をやめても、効果が一定期間持続するものです(そのかわり、すぐに成果が出るものではありません)。

「で、それやったら売れんの?」という愚問 | 池田紀行@トライバル | note
https://note.com/ikedanoriyuki/n/n7cb2759a5475

皆さんは「投資」できていますか? 「費用」ばかりではちょっとしたことで事業が危うくなります。

筆者出版情報

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