ECタイムズ[転載元] 2023/8/9 11:00

楽天市場で売上アップを狙うなら! 楽天内のSEO施策がおすすめです!

楽天市場に出店してみたが売り上げが思うように上がらない状況になっていませんか? 楽天では出店しているお店も膨大になるため、まずは見つけてもらうための検索最適化が必須になってきています。

今回はSEOの概要や楽天市場における重要性、商品の露出度や認知度の向上、低コストでの効果的な販売のメリットについて解説します。また、楽天サーチの集客経路としての重要性や、楽天SEO対策の具体的なポイントについても紹介しますので初心者の方必見の内容です。

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‍楽天SEOとは

楽天SEOとは、楽天市場の検索結果ページにおいて自社の商品やショップの検索順位を上げるための施策です。楽天ならではのアルゴリズムに基づき、商品名や説明文等に対して最適化を行うことで、楽天市場内での商品露出度を増やし、売上向上を狙います

楽天市場でSEO対策に注力するべき3つの理由

楽天市場は商品も膨大であり、出店すれば売れるわけではありません。まずは自社の商品を見つけてもらうためにも楽天SEOが重要となってきます。楽天SEOがなぜ重要かを3つお伝えいたします。

楽天市場で検索最適化を図るべき理由
楽天市場で検索最適化を図るべき理由

理由①:「楽天サーチ」は重要な集客経路だから

楽天サーチは、多くの消費者が楽天市場内で商品を探す際の主要な経路です。楽天SEOによって自社商品に関連する検索キーワードでの検索順位が上がることで、商品がたくさん表示され、顧客に見つけてもらいやすくなります。楽天サーチを活用することで、効果的な集客が可能となります。

理由②:商品の露出度・認知度アップを狙えるから

楽天SEOの効果的な適用により、商品は楽天サーチの上位に表示されることで、商品やブランドの露出度が向上し、顧客の認知度も高まります。上位表示は、新商品や新ブランドの場合に特に効果的であり、競争力を強化します。

理由③:低コストで効果的に販売できるから

楽天SEOによって上位表示が実現されると、広告費をかけずに自然な購入者が集まります。これにより、広告費用を抑えながら効果的な販売が可能となります。長期的な効果を持ち、コスト効率の良い販売手法として注目されています。

SEO上位を狙うためのポイント10個

楽天市場での上位を狙うためのポイントを10個に絞って記載します。初心者でも以下10個を取り入れながら運用することで売上向上が見込めると思いますのでぜひ参考にしてみてください。

①:サジェストキーワードを入れる

サジェストキーワードは楽天市場のユーザーが実際に検索に用いるキーワードです。これを商品ページに含めることで、ユーザーの検索結果に自店舗の商品が表示されやすくなります。これにより、自然な形で集客力を高めることが可能になります。

たとえば、自社の「洗濯機」を販売したい場合、「静音」「一人暮らし」や「大容量」などを記載すると良いでしょう。

②:季節やイベントのキーワードを入れる

季節やイベントに関連したキーワードを活用することで、その時期にマッチした商品をより多くの人に見てもらうことが可能です。季節ものの商品に有効で、短期的な売上アップを実現できます。

例:「バレンタイン」「母の日」「クリスマス」など

③:商品名に記号を活用する

記号を用いることで、商品名を強調し、一覧画面などでも目立つようにすることができます。これにより、商品がより多くのユーザーに見てもらえる可能性が高まります。

例:【】、「!」など

④:左詰めで注目キーワードを強調する

楽天の検索アルゴリズムは左から読み取るため、重要なキーワードは左に配置することが有効です。商品が検索結果の上位に表示されやすくなり、クリック率を向上させることができます。

例:【ポイント○倍 ○月○日○時まで】コンバース スニーカー レディース キャンバス

⑤:対策が漏れている商品ページを見つける

全ての商品ページに楽天SEO対策を行うことで、店舗全体の検索順位が上げられる可能性が高まります。また、未対策の商品ページを改善することで、その商品の露出を向上させることができます。

⑥:「全商品ディレクトリID」と「タグID」の設定

これらの設定を適切に行うことで、商品が正確にカテゴリ分けされ、ユーザーが求める商品を直感的に見つけやすくします。IDを設定することで他店舗からの流入なども見込め、商品のクリック率と購入率が向上します。

⑦:レビューを増やす

楽天市場においては、レビュー数や評価は重要な要素とされています。多くのレビューや高評価を獲得することは、信頼性を高めるだけでなく、検索順位の向上や商品へのクリック数の増加にも寄与することがあります

⑧:商品ページの統合

同じような商品のページを統合することで、集客力を一元化し、検索順位を上げることができます。これにより、より多くのユーザーに商品を見てもらえる可能性が高まります。

⑨:RPP広告など複数販路を作る

広告を利用することで、検索だけでなく、他の視覚的な面からも商品の露出を増やすことができます。これにより、より多くのユーザーに商品を見てもらい、購入につなげやすくします。

⑩:順位チェックツールで定期的に分析する

楽天SEOの効果を定量的に把握し、次のステップの改善点を見つけるために、定期的な分析が必要です。これにより、戦略の微調整が可能となり、より効果的なSEO対策を継続することができます

上位を狙うときの注意点/ペナルティを受けないために

楽天市場で上位を狙いすぎると、思わぬところでペナルティを受けてしまったりする場合もあります。注意点として3つをピックアップしました。

ガイドラインを守る

楽天は、正当な取引を促進するためにガイドラインを設けています。楽天SEOを行う際には、これらのガイドラインを遵守することが重要です。違反行為や不正な手法は、楽天からの信頼性低下やペナルティのリスクを招きます。ガイドラインを守ることで、長期的な成果を上げるための基盤を築きましょう。

関係のないキーワードを入れない

楽天SEOでは、適切なキーワードの選定と配置が重要です。関係のないキーワードを無理に盛り込むと、ユーザーに対して情報の不一致を与える可能性があります。さらに、関係のないキーワードは検索エンジンに対しても不自然な印象を与え、逆効果となる可能性があります。適切で関連性の高いキーワードを選び、自然な形で組み込むことが重要です。

キーワードの定期的な見直し

楽天市場やユーザーの検索トレンドは常に変化しています。そのため、キーワードの効果や競合状況は定期的に見直す必要があります。新しいキーワードの発掘や既存のキーワードの改善によって、楽天SEOの効果を最大限に引き出すことができます。定期的な見直しは、常に最適なキーワード戦略を維持するために欠かせません。

‍Amazon SEOや自社ECサイトのSEOとの違い

楽天と比較されるAmazonですが、対策方法が同じだと思っていませんか? Amazonと楽天、それぞれに即した対策が必要なことは意外にもあまり知られていません。

また、自社ECサイトとの違いも「なんとなく」運用している方もいられるかもしれません。以下にAmazonと楽天の違いや自社ECサイトとの違いを記載します。

Amazon SEOとはアルゴリズムに違い

楽天SEOとAmazon SEOの大きな違いは、それぞれのプラットフォームが持つアルゴリズムにあります。

Amazonと楽天のプラットフォーム特性の違いとして、Amazonではレビュー数や星の評価やカートに商品が入ることで検索順位に大きく影響すると言われています。

一方、楽天では商品タイトルや商品説明文に含まれるキーワードの影響が大きいとされていて、カートに入れる行為自体がランキングに影響を与えるという明確なルールは存在しません。

楽天市場のSEOとAmazonのSEOの違い
楽天市場のSEOとAmazonのSEOの違い

Amazonのアルゴリズムは、楽天と比較してより販売履歴やユーザーの行動履歴を重視します。たとえば、Amazonでは利用者が商品を一度でもカートに入れることでランキングに反映されるとされています。これは、ユーザーが商品を購入するまでの行動パターンを深く分析し、個々のユーザーに最適な商品を提示することを重視しているからです。

その一方で、楽天のアルゴリズムは、検索ユーザーの検索クエリに対して該当するキーワードを含む商品を表示する点に重きを置いています。そのため、具体的なキーワード選択や商品ページの最適化が求められます。

自社ECとは対策元に違い

自社ECサイトのSEOと楽天SEOの主な違いは、対象となる対策元がGoogle(Yahoo!)か楽天市場か、が大きく異なります。

自社ECサイトのSEOでは、GoogleやYahoo! などの一般的な検索エンジンに対して最適化を図ります。そのため、サイト全体の構造(サイトマップ)、コンテンツの質、内部・外部リンクの最適化、ページの読み込み速度など、様々な要素を考慮する必要があります

一方、楽天SEOは楽天市場内の検索エンジン、いわゆる「楽天サーチ」に最適化することを目指します。ここでは、商品名や説明文に含まれるキーワードの最適化、商品画像の質、レビュー数や評価などが重要な要素となります。

楽天市場のSEOと自社ECのSEOの違い
楽天市場のSEOと自社ECのSEOの違い

また、自社ECサイトの場合は商品名だけではなく、自社ブランドや自社ECサイトそのものの認知度を高めることが重要となるため、SEO対策だけでなくSNSや広告などを用いた集客策も重視されます。

楽天市場の場合はすでに高い認知度と大量の流入ユーザーを持つため、いかに自店舗の商品を検索上位に表示させ、ユーザーにクリックさせ購入につなげるかが重要となります。

◇◇◇

楽天SEOは、楽天市場内での上位表示をめざすための重要な手法です。

具体的な取り組みとして記載した内容を繰り返すことで効果的に商品の売上向上に寄与できますので、出来るところから取り組んでみてはいかがでしょうか。

ただし、楽天のガイドラインの遵守やキーワードの見直しも忘れずに行い、楽天市場でのビジネスを成功させましょう!

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