楽天の「ラクマ」が「家事代行」「出品代行」付の出品・販売サービスをスタート
家事代行サービスの「Bears」(運営はベアーズ)、出品代行サービス「トリクル」(運営はSpice」と連携した
楽天はフリマ「ラクマ」で、家事代行サービスを通じて手間をかけずに不要品などを販売できるサービスを期間限定で始める。
名称は「楽ラクお助け隊」。家事代行サービスの「Bears」(運営はベアーズ)、出品代行サービス「トリクル」(運営はSpice」と連携した。
「Bears」の家事代行者が自宅の片付けを通じて不要品の仕分け・整理を行い、「ラクマ」ユーザーは売りたい商品を選定。片付けサポート完了後、トリクルのスタッフが自宅に駆けつけ、商品の撮影から出品・梱包・発送・取引を行う。
販売が成立した際は、後日トリクルがユーザーへ売上金を入金する。手数料は売上金の30%と購入者への送料。「ラクマ」ユーザーは手間をかけずに自宅を整理しながら、商品の販売を行うことができる。
「家事代行」の料金は3時間で1万7900円(スタッフ2人)。スタッフ交通費として1800円が必要。
申し込み期間は1月29日から4月30日(火)までで、サービス提供期間は2月10日から5月末。家事代行の需要がもっとも高い春まで展開し、利用ユーザーの声を聞きながら、サービスの常時展開などを検討する。
競合の「メルカリ」は2018年に家事支援サービスのカジタクと組み、期間限定で自宅内の不要品の仕分け・整理から、「メルカリ」への出品サポートまでをワンストップで提供するサービスを展開していた。
タッグを組む事業者にもメリット
「ラクマ」の3社連携はそれぞれの事業者にも大きなメリットがあるという。
「Bears」ではユーザーからフリマ出品までの対応を求める声があがっていた。また、「トリクル」は事業者出品禁止の「ラクマ」でビジネスを展開できるので、販路拡大につながる。
一方、「ラクマ」もフリマ出品が“手間”と考えていたユーザーを取り込めるメリットがある。
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