Amazonプライムデー効果は他のECサイトにも波及する? 米・英の3割超のユーザーが「他モールでもショッピングする」と回答
ECモール分析ツールを開発するプロフィテロは7月5日、Amazonプライム会員はプライムデーの期間中、3分の1以上(米34%、英38%)が他のECモールでもショッピングをするつもりだとする調査結果を発表した。
実際、プライム会員の半数以上(米58%、英59%)が、Amazonでプライムデー商品購入前に、他のECモールの価格をチェックすると回答している。
プライムデーの期間中、プライム会員の4分の3が家電製品を購入予定
調査によると、Amazonプライム会員はプライムデー期間中に、年々より多く消費をする傾向にあることが判明した。米ではAmazonプライム会員の76%が2019年、プライムデーにショッピングをする予定と回答し、昨年の63%より13ポイント増えた。
プライムデーに対する興味は世界各国でも増加傾向にあり、英では67%が今年買い物をするつもりだと回答、2018年の52%より増加している。
Amazonプライムデーの期間中に買い物をする予定と答えたプライム会員のうち、ほぼ4分3(米71%、英72%)が家電製品を購入するつもりだと回答。米会員の58%(英では31%)が洋服を買う予定だと回答した。米会員の56%(英では58%)は家庭用品を購入予定と答えている。
食料品は今年、大きく売り上げを伸ばすカテゴリーになると予想。過去のプライムデー期間中に買い物をしたプライム会員のうち、米ではほぼ4人に1人(24%)、英では5人に1人(18%)が2019年、Amazonで食料品を購入するつもりだと回答している。
プライム会員の半数(米は56%、英では50%)が、もしプライムデー割引価格で売られていたら、普段買わない商品を試し買いするかもしれないと答えている(米は55%、英では46%)。
プロフィテロCEO兼共同創設者のVol Pigruksh氏は次のようにコメントしている。
昨年のプライムデー期間中、トラフィックを大きく伸ばした商品のうち66%がプライムデー後、少なくとも2週間後までトラフィックにおいて上昇傾向を維持したことが確認されている。メーカーはAmazonおよび他のECモールでの売り上げの最大化を図るべく、広告や宣伝キャンペーン、商品コンテンツや在庫管理を十分に最適化するべきだろう。