約600社の中堅・大手が使うECプラットフォーム「ebisumart」の特徴は「クラウド×カスタマイズ」にあり
BtoB-ECサイト構築の3パターン(専門書『BtoB-EC市場の現状と販売チャネルEC化の手引き2020[今後デジタル化が進むBtoBとECがもたらす変革]』の連載第1回を参照)の中から、パターンB「業務に合わせてカスタマイズ可」に該当する、クラウド型ECプラットフォーム「ebisumart」を紹介する。国内有数のクラウド型×カスタマイズ可能なBtoB-ECプラットフォームとして、中堅から大手まで幅広い企業が導入している。
ニーズの高まりを受け、BtoB専門部署を新設
継続アップデートによる最新機能の提供と、企業ごとのカスタマイズ対応が強み
インターファクトリーは、2004年からECサイト構築パッケージを提供。サービス名称、SaaSモデルへの変更などを経て、クラウド型ECプラットフォーム「ebisumart」として販売・提供している。
従来からBtoC、BtoB向けで提供してきたが、マーケットニーズの高まりを受け、2019年にBtoB専門部署を新設。ユーザーの開拓と機能開発を強化している。
ebisumartの特徴は大きく2つある。1つは、クラウドならではの継続的なアップデート。年間200回近く実施される無料アップデートにより、導入時期を問わず、すべての企業が常に最新機能を利用できる。
もう1つが、企業ごとの要望に合わせた柔軟なカスタマイズ対応だ。顧客は中堅から大手企業が中心であることから、すでに在庫管理など基幹システムが稼働しているケースが多い。
ebisumart導入時に、既存のネットワークとつなげてECサイトを構築したいなどの要望も多く、そうした企業ごとのリクエストに応じるため、個別のカスタマイズ体制をとっている。また見積もりフローや、取引先の与信枠に応じて発注プロセスを変更したいなどの細かな要望へも対応する。
そのほか、「中間サーバーを持っているため、インターファクトリー側にAPIがあれば自社で連携開発できる」という顧客もいることから、ebisumart標準APIを用意。APIを利用し、コストを抑えた開発環境も提供している。
要望の多い機能を標準化。システムの陳腐化防止と導入企業の改修コストを抑制
インターファクトリーでは、支援する600社のうち30%がBtoB取引を目的にECサイトを構築した企業だ。特に2~3年前からBtoB-ECの引き合いが増えているという。
国内有数の「クラウド型×カスタマイズ対応」のECプラットフォームとして市場拡大をけん引してきたインターファクトリーでは、600社の導入企業の中から要望が多かった機能を順次標準化。すべての企業が利用できるようにしている。システムの陳腐化を防ぎ、導入企業の改修コストを抑制できるようにしている。
ebisumartの強みや他社との差別化ポイント
- インターファクトリーが様々な機能を継続的に開発するため、バージョンの概念がなく、すべての導入企業が常に最新の機能を利用できる
- ユーザー企業ごとにカスタマイズ可能
- 企業の状況に合わせ、①システムインテグレーターでカスタマイズするケース、②APIを利用するケースに分けて提案できる
料金体系
従量課金プラン、固定料金プラン、レベニューシェアプランの3つのプランを用意しているが、従量課金プランでの利用がほとんどとなっている。従量課金プランの料金は下記のとおり。
- 初期開発費用 :300万円~(カスタマイズ内容により変動)
- 月額費用:基本保守料金に加え、運用に合わせて利用するカスタマイズ機能保守費用と、オプション利用料金、PV課金費用(変動)が追加される。
会社概要
会社名 | 株式会社インターファクトリー |
URL | https://www.interfactory.co.jp/ |
所在地 | 東京都千代田区富士見2丁目10番2号 飯田橋グラン・ブルーム 4F |
設立 | 2003年 6月 |
資本金 | 1億1640万円 |
代表者 | 代表取締役社長 蕪木 登 |
事業内容 | ECソリューション事業 |
社員数 | 118名(2020年5月現在) |
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BtoB-EC市場の現状と販売チャネルEC化の手引き2020 [今後デジタル化が進むBtoBとECがもたらす変革]
- 監修:鵜飼 智史
- 著者:鵜飼 智史/森田 秀一/公文 紫都/インプレス総合研究所
- 発行所:株式会社インプレス
- 発売日 :2020年3月24日(木)
- 価格 :CD(PDF)版、ダウンロード版 90,000円(税別) 、
CD(PDF)+冊子版 100,000円(税別) - 判型 :A4判 カラー
- ページ数 :200ページ
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