森野 誠之 2017/4/25 8:00

「自動運転宅配の実用実験」という記事だけを見ると簡単そうに見えますが、自治体・地元住民などと調整を重ねたうえで実現しています。本格的に身近なものになるにはまだまだ時間がかかりそうですが、体験するためだけに藤沢市に行ってみたくなります。

まだまだ先だと思っていた実験が始まります

自動運転の宅配「ロボネコヤマト」、まずは非対面の荷物受取から実用実験 | MONOist
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1704/17/news043.html

まとめると、

  • 「ロボネコデリバリー」は、希望する場所と時間で荷物を受け取れるオンデマンド配送サービス
  • 「ロボネコストア」は、地元商店が出店する専用ECサイト。配達にロボネコデリバリーを利用する
  • 利用料は無料。「クロネコメンバーズ」への登録(無料)は必要

ロボネコデリバリーは、ヤマト運輸の会員サービス「クロネコメンバーズ」への登録が必要だが、利用料は無料。事前に当日中の配送を予約しておけば、配送場所と時間を指定してから最短40分で荷物を受け取れる。

これはワクワクしますね~。ロボネコヤマトの車が来ただけで喜んでしまいそうです。場所は藤沢市。約1万2000世帯、約3万人が居住するということなので、人も車もそこそこいる中での実験です。続報を楽しみにしていましょう。

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アマゾンが「Amazonフレッシュ」を開始、最短4時間で生鮮食品を届ける仕組みを解説 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4247

まとめると、

  • 生鮮食品などを最短4時間で配送する「Amazonフレッシュ(アマゾンフレッシュ)」がスタート
  • 利用する場合は、Amazonプライムの会費3,900円(税込)に加え、月額500円(税込)が必要
  • 配送時間は午前8時から深夜0時までの間。2時間ごとの配送時間帯から指定可能

購入者には、出荷した段階で1度、出荷確認メール、アプリであればプッシュ通知を配信。配送スタッフが前の配送業務を終え、購入者の自宅へ向かう際に再度、メールもしくはアプリでのプッシュ通知を行い、配送時の不在を防ぐ方針。

プライムの会費+月額500円なら安いと思う人は多いでしょうね。深夜0時まで届けてくれるとなると、一人暮らしや共働きでも有効に活用できそうです。生鮮食品だけに不在はNGです。

スマホのアクセスは多いけどCVRが低い人は必見!

カゴ落ち率84%のモバイルECでコンバージョン率を確実に伸ばす4つの方法 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4236

まとめると、

  • アプリではWebサイトのような商品やページのズーム機能を実現するべき。プッシュ通知は逆効果になる場合も
  • 入力フォームは記入欄をできるだけ減らし、チェックボックスやドロップダウンを採用する
  • Apple Payなどスマートフォンだけで買い物ができるような環境を

1つの買い物プラットフォームに注力すれば良い時代は終わりました。店舗、オンライン、アプリ、それぞれのカスタマーエクスペリエンスを考えなければいけません。

ポイントはここですよね。買い物ができるところで同じ接客をするということ。どこかだけに注力しても他が必ず足を引っ張ります。しかし、これをやれば必ず伸びるわけではなく、落ちるのを食い止めるぐらいということが多いのも事実……。

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「新品販売」と「レンタル」はユーザー属性が違う。ファッションレンタルサービス「メチャカリ」の今 | ECzine
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ここが伸びるということは、ここで買っている人が多いという証拠。

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