人工知能がSNSの人気ハッシュタグを考案、ECサイトのCVR向上にも期待
人間が作ったハッシュタグと比べて2倍の閲覧数だった
国立研究開発法人科学技術振興機構は8月1日、InstagramやTwitterなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で拡散されやすいハッシュタグを人工知能が考案する新たな技術を開発したと発表した。
SNS上に存在するハッシュタグを拾い上げ、コンテンツの人気度(閲覧数やいいね!の数)に影響を与える強さなどを数値化。人気度を向上させるために、効果的なハッシュタグを推薦するというもの。
人口知能が推薦したハッシュタグを約2000枚の画像に付けてSNSに投稿したところ、10日間で人が付けたハッシュタグだけを用いた場合と比較して約2倍の閲覧数を獲得したという。
画像や映像の中身とマッチした正しいハッシュタグが推薦されることを、約1500人の主観評価によって検証済み。人気度の計算は数秒で終わるため、毎日新しいハッシュタグを推薦することも可能。
この技術を応用することで、SNS上で商品やサービスを効果的にプロモーションするハッシュタグを創出し、将来的にはECサイトのクリック率向上や、ニュース配信における印象的なヘッドラインの作成支援などが可能になるとしている。
この研究成果は、8月19日から開催される「The 26th International Joint Conference on Artificial Intelligence」にて発表する。
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