【Zホールディングス2021年3Q取扱高】ショッピング事業は約1.2兆円で約13%増、eコマース全体は約2.6兆円で約10%増
Zホールディングスが2月2日に発表した2021年4-12月期(第3四半期)連結決算によると、ショッピング事業の取扱高は前年同期比13.8%増の1兆2456億円だった。
ショッピング事業の取扱高は、2021年4-6月期(純第1四半期)が前年同期比0.3%増の3808億円、同7-9月期(純第2四半期)が同20.8%増の3870億円、同10-12月期(純第3四半期)が同21.1%増の4778億円の推移となっている。
「ショッピング事業」「リユース事業」「サービス・デジタル事業」「アスクルBtoB」「その他」を合算したeコマース取扱高は、同9.5%増の2兆6388億円だった。物販系eコマースの取扱高は同11.7%増の2兆1796億円。
ショッピング事業においてZホールディングスは、各サービスの特徴・優位性、グループの総合力を生かし、多様なユーザーニーズを取り込むことでグループ全体の取扱高を最大化、EC物販取扱高で国内名ナンバー1をめざす。
コマース事業においてはLINE公式アカウントの拡大を推進。注力している友だち登録者数は急拡大しており、ECのCRMツールとして徐々に浸透している。LINEの営業活用によるコンサルティングも実施。開封率やCTRが高くなり、成功事例の創出に貢献しているという。
LINEギフトにおいては、マーケティングキャンペーンなどを通じて取扱高は大幅に拡大しており、累計利用者数は2000万人を突破。グループ連携の強化により品ぞろえも拡充、より日常使いができるソーシャルギフトサービスをめざす。
最短15分で日用品・食料品を届ける「ヤフーマート」においては、本格展開にあたり「Yahoo!マート by ASKUL」に名称変更。店舗数は9店舗に拡大しており、総注文数も順調に増加している。来年度中に数十店舗を開設し、東京都23区内をカバーできる体制を早期に確立する計画だ。