石居 岳 2022/2/10 8:00

Zホールディングスが2月2日に発表した2021年4-12月期(第3四半期)連結決算によると、ショッピング事業の取扱高は前年同期比13.8%増の1兆2456億円だった。

ショッピング事業の取扱高は、2021年4-6月期(純第1四半期)が前年同期比0.3%増の3808億円、同7-9月期(純第2四半期)が同20.8%増の3870億円、同10-12月期(純第3四半期)が同21.1%増の4778億円の推移となっている。

Zホールディングスが2月2日に発表した2021年4-12月期(第3四半期)連結決算
物販系eコマースの取扱高について(Zホールディングスが公表した決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

「ショッピング事業」「リユース事業」「サービス・デジタル事業」「アスクルBtoB」「その他」を合算したeコマース取扱高は、同9.5%増の2兆6388億円だった。物販系eコマースの取扱高は同11.7%増の2兆1796億円。

Zホールディングスが2月2日に発表した2021年4-12月期(第3四半期)連結決算
eコマース取扱高について(Zホールディングスが公表した決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

ショッピング事業においてZホールディングスは、各サービスの特徴・優位性、グループの総合力を生かし、多様なユーザーニーズを取り込むことでグループ全体の取扱高を最大化、EC物販取扱高で国内名ナンバー1をめざす。

Zホールディングスが2月2日に発表した2021年4-12月期(第3四半期)連結決算 ショッピング事業の主要サービスプラットフォーム
ショッピング事業の主要サービスプラットフォームについて(Zホールディングスが公表した決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

コマース事業においてはLINE公式アカウントの拡大を推進。注力している友だち登録者数は急拡大しており、ECのCRMツールとして徐々に浸透している。LINEの営業活用によるコンサルティングも実施。開封率やCTRが高くなり、成功事例の創出に貢献しているという。

Zホールディングスが2月2日に発表した2021年4-12月期(第3四半期)連結決算 LINE公式アカウント拡大施策
LINE公式アカウント拡大施策(Zホールディングスが公表した決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

LINEギフトにおいては、マーケティングキャンペーンなどを通じて取扱高は大幅に拡大しており、累計利用者数は2000万人を突破。グループ連携の強化により品ぞろえも拡充、より日常使いができるソーシャルギフトサービスをめざす。

Zホールディングスが2月2日に発表した2021年4-12月期(第3四半期)連結決算
LINEギフト事業の進捗(Zホールディングスが公表した決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

最短15分で日用品・食料品を届ける「ヤフーマート」においては、本格展開にあたり「Yahoo!マート by ASKUL」に名称変更。店舗数は9店舗に拡大しており、総注文数も順調に増加している。来年度中に数十店舗を開設し、東京都23区内をカバーできる体制を早期に確立する計画だ。

Zホールディングスが2月2日に発表した2021年4-12月期(第3四半期)連結決算 「Yahoo!マート by ASKUL」
「Yahoo!マート by ASKUL」の事業進捗(Zホールディングスが公表した決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
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