ECの再配達問題が消費者に浸透。約5割が配送員に「ねぎらいの言葉」

ECの利用経験者のうち、商品の配送に不満を持った経験があるユーザーは78.0%

渡部 和章

2017年8月17日 9:00

ネット通販の再配達問題が大きく報道されたことを受け、EC利用者の約55%が配送ドライバーに「おつかれさまです」などと、ねぎらいの声をかけるようになった――。

ジャストシステムが8月9日に公表した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2017年7月度)」によると、再配達削減に協力的な消費者が増えている傾向がみられた。

調査では、物流業者の労働環境悪化などに関する報道以降、ネット通販の利用時に留意するようになったことや、配達者に対する態度の変化などについて質問した。

ECを利用する際、「到着日時を指定し、その時間帯は在宅すようになった」と回答したのは59.2%(「非常にあてはまる」「あてはまる」と回答したユーザーの合計)。

また、「配達員に『おつかれさまです』などと声がけするようになった」と回答したユーザーの割合は、「非常にあてはまる」と「あてはまる」の合計で54.6%に上った。

この他、「即日配送など、短納期の配送を控えるようになった」「コンビニや配送会社の営業所など、店舗取引を使うようになった」といった項目も、それぞれ約3割のユーザーに態度の変化がみられた。

ECの再配達問題が消費者に浸透。約5割が配送員に「ねぎらいの言葉」 ジャストシステム調査
EC購入時の留意点・配達者への対応の変化

約8割は配送に不満を持った経験

ECの利用経験者のうち、商品の配送に不満を持った経験があるユーザーは78.0%。不満を感じた理由は、「日時指定をしたのに、指定したとおりに届かなかった」(30.2%)が最も多い。次いで「時間指定の幅が広い」(24.1%)。

Amazon利用者の約4割はプライム会員

Amazonの利用に関する調査も行った。過去1年以内に、Amazon.co.jpで買い物をしたユーザーのうち、「プライム会員」は38.5%(男性:45.6%、女性:29.7%)。

プライム会員の中で「primeマークが付いている商品を選ぶ傾向がある」と回答したのは58.4%。その理由は、「送料が原則かからない」(79.8%)が最も多い。

「商品が早く届く」(63.6%)、「Amazonの物流から届くので、安心」(58.9%)も上位にあがった。

2017年7月の「Amazonプライムデー」を知っていた割合は59.7%。7月にECで買い物をしたユーザーの中で、「Amazonプライムデー」を利用した人は28.0%だった。

調査概要

  • 調査名:Eコマース&アプリコマース月次定点調査 (2017年7月度)
  • 調査方法:ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施
  • 調査期間:2017年7月31日(月)~8月4日(金)
  • 調査対象:15歳~69歳の男女1100人
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