オムニチャネルを視野に入れたECのシステム設計が、ここまで詳細な記事になったのは初めてではないかと思います。GitHub(ソフトウェアやプログラムの開発プラットフォーム)に公開されている「自社ECの仕様を学ぼう」もかなり詳細ですので、ネットショップ担当者のみなさんは必読です。

ECシステムの疑問点がすべて解消します【必読!】

オムニコンサルの逸見光次郎さんが語る「システム設計、EC担当者がおさえておくべき勘所」 |ネット通販情報満載の無料Webマガジン「ECzine(イーシージン)」
https://eczine.jp/article/detail/5719

Commerble橋本圭一さんが語る「システム設計、EC担当者がおさえておくべき勘所」 |ネット通販情報満載の無料Webマガジン「ECzine(イーシージン)」
https://eczine.jp/article/detail/5720

まとめると、

  • オムニチャネルはマーケティングの一部ではなくサプライチェーン。商品、販促、IT、経営、財務・法務など、全部がつながってくる話
  • オムニチャネルではフロントと基幹をいきなりつながない、間のミドルウェアが必要。ミドルウェアの部分にECのシステムを組み上げていく
  • 基本的にシステムは作った時点から劣化していくもの。機能を追加するだけではなく、パフォーマンスを維持することも非常に大事

基幹系のシステムを扱う情シスの人たちは、データを吐き出すことは嫌がりませんが、基幹系にフロントから、データが流れてくることは非常に嫌がります。なぜなら、複数の部署がかかわっているシステムなので、それぞれの部署のシステムに影響しないよう、それぞれテストが必要だからです。ならば、一度ミドルウェアに仮構造を作り、そこにコピーすればいい。

ECを運営するには多くの場合で在庫が必要です。在庫の管理は基幹といわれる社内システムで行われています。その連携がECでしばしば問題になり、オムニチャネルを始めようとすると顕著になってきます。拡大しようとするとどうしても出てくる問題ですので、わからないではなく、こういった記事を読んで勉強しておきたいですね。

橋本さんは、ECの仕様をまとめた「自社ECの仕様を学ぼう」をGitHubに公開中です。上記記事とあわせて参考にしましょう。

自社ECの仕様を学ぼう ・ GitBook
https://commerble.github.io/ecspec/

ついに始まったInstagramでショッピング

Instagramの「ショッピング機能」を解説! 導入方法&活用事例&支援サービスまとめ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5500

まとめると、

  • Instagramショッピングの承認を受けるには「ビジネスで、提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な商品を販売している」などの条件を満たす必要がある
  • ショッピング可能な投稿をすると、フィードやビジネスプロフィール上の写真の左下に、ショッピングバッグのアイコンが表示される
  • BASE、EC-CUBEなど多くのシステムで連携開始の発表がされている

ショッピング機能を導入してまだ1週間ぐらいだが、CTRで他に類を見ない数値が出ている。投稿を工夫しながら波に乗っていければと考えている。フィードを作るのがちょっと大変だったが、効果が出たので苦はない。(I-ne 販売本部 ECセールス部 部長 小松 悠氏)

Instagramのショッピング機能が日本でもリリースされました。条件がいくつかありますので、記事をご確認ください。勘違いしたくないのは、Instagramに出せば売れるわけではないということ。すでにInstagramでフォロワーを持っていて反応もあって、売るものがある時に売れるということです。

○○をすれば儲かる。なんてことはありません

Eコマースはアパレルブランドの起死回生の切り札ではない | 南充浩 オフィシャルブログ
http://minamimitsuhiro.info/archives/2561.html

まとめると、

  • 単にサイトを構築・公開しただけでは集客はできないし、物は売れない。支持もされない。それを煽る無責任なコンサルタントやウェブ業者も数多くいる
  • 実際のところは消費者の数は変わらないからこれまで店舗で買っていた人や他社のブランドを買っていた人がネットにやってくるだけ
  • アパレル小売の市場規模は変わらず、どこで買うかという買い先が変化しているだけに過ぎないということ

ネット通販はリアル店舗に確実に影響を与える。

同じ物がネットで安く売られていれば誰だってネットで買う。

ZOZOTOWNで割引クーポンが配布されていれば誰だってそれを使って安く買う。

だからZOZOTOWNに出店しているブランドの客単価は前年比20%減で落ち続けているのである。

かなり辛口の記事ですが、企業側の人もコンサル側の人も耳が痛いのでは? 何かしらの手段を導入したら売れるという時代はとっくの昔に終わっていますので、甘い言葉には乗らないようにしたいですね。

EC全般

「千疋屋」が売上高を20年で5倍にできた理由 | 100年企業 生き残りのお作法 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
https://toyokeizai.net/articles/-/223613

時代の変化に対応するには、変化の真っただ中で育った人たちということ。

ヨドバシの接客力を支える「すごい教育」 (1/5) - ITmedia ビジネスオンライン
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1805/31/news048.html

個の力を最大限に生かす仕組みができています。接客マニュアルも1990年代後半に廃止。

メガネスーパー、100人で店舗を「御用改め」 - 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/16/090200078/060600289/

こちらはトップ自らがどんどん引っ張るタイプ。

「離婚届」や「トイレットペーパーの芯」も メルカリに出品されている意外なモノ (1/2) - ITmedia Mobile
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1806/02/news015.html

理由を聞くとなるほど!となりますよね。ここに気づける人が商売センスを持っているんでしょうね。

Amazon、楽天は物流問題にどう対処した? 宅配クライシス前後の配送会社利用率調査 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5485

Amazonはデリバリープロバイダでごたごたしましたが、何とか切り抜けているようです。

宅配ロッカー、「利用したくない」が59%…マクロミル調査 | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/52912

受け取るものの重さや金額に影響されそうですが、このような結果もあります。

ネット広告「不快になったことがある」75%。意図せぬ広告クリックは68%が体験【イーライフ調べ】 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/n/2018/06/05/29463

「役立った広告がある」が19.4%だったのも意外。

わずか3分、スマホだけで車が売れるDMM AUTO誕生 | TechWave(テックウェーブ) #WAVE
https://techwave.jp/archives/dmm-com-unveil-dmmauto-can-be-sold-only-by-smartphones.html

査定に必要な項目が明確になっているのでできること。

今週の名言

動物園も同じですが、水族館に就職する人は、できればずっとバックヤードで生き物の世話をしていたいんです。接客は得意じゃない。着ぐるみを着て解説なんてやりたくない。でも、魚だけ見ていてはお客さんからお金をもらえません。単に魚が好きで飼育がしたいならもっと給料が高い仕事に就いて家で好きな魚を飼え、と若手には指導しています

お金なし、知名度なし、人気生物なし 三重苦の弱小水族館に大行列ができるワケ (1/5) - ITmedia ビジネスオンライン
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1806/08/news041.html

もちろん仕事ではあるのですが、僕にとってはそれだけではないんです。言葉に言い表すのは難しいのですが、お金とか数字だけを追ったものだけではなくて、好きな野球に携われていることが何より嬉しい。

「一番に大事にしているのは“売る”ことではなく、お客さんの“笑顔”です」野球専門用品ショップ 澤木勇太郎さん : スポーツメディア ギャザー : SPORTS JAPAN GATHER
https://sjgather.com/magazine/201806011500/

今週は二つ名言を紹介します。自分が楽しいことだけで生きていくのか、数字も見ていくのか。みなさんもこの悩みがあると思いますので、名言の元記事を読んでみてください。

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森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

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