JD.com半端ないって。あいつ半端ない。ザリガニ3373万匹も売るもん。そんなんできひんやん、普通。【ネッ担まとめ】
中国ECは取扱高だけが注目されがちですが、配送力と対応力も半端ないです。2兆円以上の売上分を当日か翌日配送して、1600万件のチャットボットへの問い合わせに対して、87%をAIが回答しています。日本との差は開くばかり……。
取扱高を支える配送網とAIがポイント
中国直販EC最大手JD.comの創立セール取扱高は2.7兆円! ザリガニは3373万匹も売った | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5546
日本型デフレの原因はネット通販だった!?
日銀が分析するECビジネス――物価への影響は? 実店舗との関係は? Amazonをどう見ている? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5553
インターネット通販の拡大が物価に与える影響 | 日銀レビュー
http://www.boj.or.jp/research/wps_rev/rev_2018/data/rev18j05.pdf
まとめると、
- 日本を含む10か国の多くでECの販売価格の方が実店舗よりも割安である
- ネット通販の支出額が増えている日用品や衣類の物価は、食料品などに比べて弱めに推移している
- 物流コストの増加は、ネット通販企業のコスト面での競争力を弱めることになる
インターネット購買比率の上昇は、既存の小売企業との競合関係が強まっている財を中心に物価を下押す効果を持つことが確認された。実際にインターネット購買比率が近年顕著に上昇してきたことを踏まえると、インターネット通販の拡大はわが国の物価に対して一定の押し下げ圧力をかけてきたものとみられる。もっとも、こうした物価下押しは、一般物価の下押しというよりは、小売セクター固有の部門ショックに起因するものであると解釈するのが妥当とみられる。
日銀は物価上昇率の目標を2%としていますが、それが上がらない理由の1つにネット通販の拡大があるようです。確かにネットで買う理由として安さをあげるユーザーは多いですし、メルカリに代表されるCtoCも広がっているので物価に影響はしていそうですね。オンライン価格と実店舗価格の調査が4社だけなので注意してください。
無理にECをとは言いませんが、ユーザーが困っていたらやるべき
ECで買わない人はいても、リアルで買わない人はいない――オムニチャネルの誤解を解く | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/5776
まとめると、
- 「電子商取引に関する市場調査」によるとEC化率は5.79%。つまり約95%はいまだにリアル店舗でを利用している
- マスマーケティングが対応するような「多くの人」はいなくなり、スマートフォンなどテクノロジーの進化によって「たくさんの個人」が出現している
- オムニチャネル施策は、リアル店舗とECがどのような関係があるのかを意識することが重要
小売業は今、変革を求められています。商品を並べていれば消費者が喜ぶ時代は終わりを告げ、次の時代へと突入してきています。リアル店舗はオンラインに顧客を奪われていると思いがちですが、伝統的な小売業こそ、その自社の強みを活かしてテクノロジーへの食わず嫌いをやめ、利用することによって顧客に最高の買い物体験を提供するべきです。
ネット通販が主語になってしまうとアレルギー反応を起こす人はいると思いますが、買いたくても買えない不便な思いをしている人のためのサービスだと考えれば導入しやすいのでは? とはいってもネットやめたら儲かった事例もあるので、どこまでどう広げるはよく考えて。
EC全般
「希望する決済方法がない」ECサイトで7割のユーザーは離脱 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5538
これはわかりますよね~。住所まで入れたのに代引きしかなったら暴れたくなります(笑)。
ヤフー、「ヤフオク!」の盗品流通対策を強化 | ASCII.jp
http://ascii.jp/elem/000/001/697/1697482/?rss
「Yahoo!ショッピング」の地震対応に出店者から称賛の声があがった理由 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5539
ヤフーさんの対応についての2記事。出店(品)者あってこその通販ですよね。
店頭の“かご落ち”要因をつぶそう -- ES一体の利便提供が不可欠 | 商業界オンライン
http://shogyokai.jp/articles/-/830
店舗とネットで同じ考え方をすれば、お互いの施策を活かせるはずです。
シリーズ:AMS運用最前線 第2回 - AMS運用の流れ、管理画面機能 | Unyoo.jp
http://unyoo.jp/2018/06/amazon-marketing-service-vol2/
AMSの詳しい記事って見かけないのでとっても助かります。Amazonが主戦場の人は必読。
Instagram、MAUが10億人突破 新アプリ「IGTV」発表 | ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1806/21/news051.html
YouTubeに対抗できるのかどうか……。ここに広告が出てくると面白そうですね。
WEB×DMで成果4倍、通販業界で紙のDMに再注目 | 通販通信
https://www.tsuhannews.jp/53313
毎回送っても飽きられる可能性があるので、ここぞという時に出すのが良さそう。
景表法違反で2229万円の課徴金、サプリメントのEC会社が違法表示。アフィリエイトサイトにも波及 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5531
「消費者に違反事実を周知する際は、ECサイトにリンクしているアフィリエイトサイトも含める」ここがポイント。
今週の名言
・300人を超えて何が起きたか
かいつまんだ伝聞の情報で会社やサービスを批判をするコメンテータータイプのメンバーが出てくる
コメンテーターでなく問題があれば変革の実行者になれ コメントしてる暇があれば行動しろ というメッセージを何度も発信する
他者がパッと思いつきのアイディアで批判しても、大体は長時間考えたメンバーの方がいい答えだから向き合っているメンバーをリスペクトすべきという概念を伝えつづける
メルカリの小泉さんと組織の課題について話したら恐ろしい程勉強になった話 | tsukuruba Medium
https://medium.com/tsukuruba/...
ちょっと長めの引用です。行動しないけどコメントする人っていますよね。で、上手くいったあとに「オレもそう思ってた」とか言ってしまう。経営者から何が正しいかを伝えるのって大切ですね。
筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法
森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税
この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!
まとめると、
取扱高もすごいですが、発送とサポートのレベルが半端ないですね。2.7兆円分のほとんどを当日か翌日に配送とか、AIサポートサービスが87%を解決している実情を見ると、日本はまだまだ遅れているというか、どんどん差が広がっている感じがします。