瀧川 正実 2020/4/2 7:00

ヤマト運輸は4月1日、東京都足立区の城北主管支店 中十条支店に勤務し、集配を行うセールスドライバー社員1人が、新型コロナウイルスに感染していたことが判明したと発表した。

感染した社員が勤務する支店や車両など、必要な消毒作業はすでに完了。業務は通常通り行っており、荷物の受け付けや集配業務に大きな遅れは発生していないという。

濃厚接触者はいないことを確認しているものの、感染した社員が接触した車両や機器などを使用した社員を念のために一時自宅待機とし、健康状態を経過確認するとしている。

感染経路は特定しており、ヤマト運輸社員の中から感染したものではないという。

ラストワンマイルを巡る新型コロナウイルス感染では、日本郵便で配達業務を担当している社員が、佐川急便では宅配協力会社社員が感染。一時、配送が滞る状況が発生していた。

ヤマト運輸の新型コロナ感染の拡大防止対策

ヤマト運輸では荷物の集荷や配送時、社員のマスク着用を推進。また、セールスドライバーが送り先住所の自宅に伺った際、受取人が要望した場所へ荷物を届ける配送方法を一時的に採用している。

受取人がインターホンなどで希望場所をセールスドライバーに伝えれば、玄関前などに荷物を置く。従来の業務フローでは受取人の受領品が必要になるが、受取人から希望があった旨をセールスドライバーが配達票に記載することで受領印に代えるとしている。なお、電話などの依頼による不在中の配送は受け付けない。

対面手渡し以外の配送方法としてはオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」も推奨。設置している駅、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、駐車場、公共施設などでの宅急便の活用を案内している。

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